多言語の安全ミニ講話

外国人労働者向けの安全衛生教育教材|建設業の国の教材の探し方

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ご利用の前に

毎週の講話は、朝礼などで使う短い話の既製品です。雇入れ時・作業内容変更時の教育や特別教育など、法令で義務付けられた安全衛生教育の代わりにはなりません。

訳は当方で作成した既製品で、専門の翻訳者の監修を受けたものではありません。大事な指示は、本人が理解できたかを現場で確かめてください。

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外国人の仲間に安全衛生教育をするとき、母国語の教材をゼロから作るのは大きな負担です。厚生労働省は、建設業をはじめとする業種別の教材や、多くの言語に対応した教材を無料で公開しています。ここでは、建設業向けの教材の中身と、ほかの教材の探し方をまとめます。

建設業向けの教材の中身

厚生労働省の業種別の教材のページには、令和元年度の厚生労働省委託事業「外国人労働者に対する安全衛生教育教材作成事業(建設業)」で作成された、建設業に従事する外国人労働者向けの教材が掲載されています。すべての作業に共通する事項と、7つの業務ごとに、映像教材とテキストがあります。

区分内容
共通事項建設現場全般、メンタルヘルス対策、熱中症対策、電離放射線障害防止対策
業務(1)型枠施工業務
業務(2)左官業務及び内装仕上げ業務
業務(3)コンクリート圧送業務
業務(4)トンネル推進工業務
業務(5)建設機械施工業務及び土工業務、屋根ふき業務
業務(6)電気通信業務
業務(7)鉄筋施工業務及び鉄筋継手業務

言語は、日本語のほか、英語、インドネシア語、中国語、ベトナム語、フィリピノ語(タガログ語)、モンゴル語、タイ語、カンボジア語、ネパール語、ミャンマー語が用意されています。

映像教材は、言葉が十分に分からない人でも、作業の様子と危ない場面を目で見て理解しやすいのが利点です。テキストは、映像を見たあとの振り返りや、現場に持って行って確認するのに向いています。自分の現場の作業に近い業務の教材から選ぶと、教育の内容と毎日の作業が結びつきやすくなります。

ほかの業種向けの教材

厚生労働省の外国人労働者の安全衛生管理のページには、建設業のほかにも次のような教材や資料がまとめられています。

  • マンガでわかる働く人の安全と健康:初めて学ぶ人向けの漫画教材。11言語に対応し、8業種と業種共通の教材がある
  • 未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル:中小規模事業場での雇入れ時や作業内容変更時等の教育に役立つマニュアル(英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語)
  • 外国人労働者による労働災害防止のための表示:機械等による危険を視覚・直感的に理解できるイラストと、外国語による注意喚起文(食料品製造業等向け、金属製品製造業等向け)
  • 技能講習補助教材:主要な技能講習について、外国語による補助テキストや講習用パワーポイント等(登録教習機関向け)

どの教材も、厚生労働省のページから無料でダウンロードできます。言語ごとにファイルが分かれているものが多いので、現場で働く人の言語を先に確かめてから選ぶと、探す手間が少なくなります。

教材を使う前に確かめること

国の教材は、法令で事業者に求められている教育を行うときの助けになるものです。職場のあんぜんサイトによると、事業者は、労働者を雇い入れたとき、又は作業内容を変更したときは、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行う必要があります(労働安全衛生法第59条1項、2項)。危険又は有害な業務で一定のものに就かせるときは、特別教育も必要です(同条3項)。

教材を見せることと、本人が理解できたことは別のことです。映像を見せたあとに、大事な点を本人の言葉で言ってもらうなどして、伝わったかを確かめてください。

教材を毎日の朝礼につなげる使い方

  1. 雇入れ時の教育で、国の教材の映像とテキストを母国語で見てもらう。
  2. 教材の中から、その週の作業に近い場面を一つ選ぶ。
  3. 朝礼で、その場面の危ないことと守ることを短い言葉で読み上げる。
  4. 現場で同じ場面に来たときに、指差しで確認する。

一度の教育で覚えたことも、毎日の朝礼で少しずつ繰り返すと、現場の行動として定着しやすくなります。

よくある質問

建設業向けの外国人労働者の教材には、どんな内容がありますか?

すべての作業に共通する事項(建設現場全般、メンタルヘルス対策、熱中症対策、電離放射線障害防止対策)と、7つの業務ごとに、映像教材とテキストがあります。

教材はどの言語に対応していますか?

日本語のほか、英語、インドネシア語、中国語、ベトナム語、フィリピノ語(タガログ語)、モンゴル語、タイ語、カンボジア語、ネパール語、ミャンマー語が用意されています。

建設業以外の教材もありますか?

漫画教材「マンガでわかる働く人の安全と健康」は11言語に対応し、8業種と業種共通の教材があります。食料品製造業等向け・金属製品製造業等向けのイラストと注意喚起文もあります。

教材を見せれば教育は済みますか?

教材を見せることと、本人が理解できたことは別のことです。大事な点を本人の言葉で言ってもらうなどして、伝わったかを確かめてください。

出典

出典の確認日:2026年10月15日

この記事は、公開日時点の公的資料をもとにした一般的な情報です。法令で義務付けられた安全衛生教育の代わりになるものではありません。事業場ごとの判断は、労働基準監督署などにご確認ください。

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